专利摘要:
プルランおよび4〜40の範囲のデキストロース当量を有するマルトデキストリンを含む水溶性担体を開示する。マルトデキストリン対プルランの重量比は3を超える。該担体は、特に茶系飲料用の飲料前駆物質などのブロックでの使用に適している。
公开号:JP2011510644A
申请号:JP2010544654
申请日:2009-01-12
公开日:2011-04-07
发明作者:ソン・ミャオ;千春 井上
申请人:ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ;
IPC主号:A23F3-32
专利说明:

[0001] 本発明は水溶性担体に関する。特に本発明は、茶系飲料用の前駆物質などのブロックでの使用に適した、改善された水溶性担体に関する。]
背景技術

[0002] 茶、コーヒーおよびカカオなどの植物をベースとする飲料は、何百年もの間世界中で親しまれてきた。伝統的に、そのような飲料は、飲料用植物性物質(例えば、茶葉、コーヒー豆等)を湯に浸し、水性植物抽出物を残存する不溶性植物性物質から分離することにより製造される。ミントの葉、レモンスライスおよびバニラの鞘などの芳香植物性物質の包含により飲料のフレーバーを変えることも伝統的である。]
[0003] 今日では、そのような飲料は、最終使用者または消費者による不溶性植物性物質の取り扱いを必要としない、より簡便な方法により調製することができる。特に、該飲料は、不溶性植物抽出物を含まず、そのため、湯との接触時に急速および完全に溶解するインスタント粉末または顆粒から調製することができる。]
[0004] さらに最近の発展は、飲料前駆物質ブロックの導入である。]
[0005] JP61-152238A(天野実業株式会社)は、茶が湯で抽出され、濃縮され、糖(好ましくは低甘味度等を有するデキストリン等)とブレンドされ、多数のペレット様の窪みを有する型に注入される、ペレット形態の乾燥茶の製造を開示している。抽出された溶液は、型の中で注入された状態で凍結され、型から取り出され、凍結状態の間に凍結乾燥される。]
[0006] WO2007/009600(UnileverPLC等)は、少なくとも0.2gの重さであり、植物抽出物(茶、コーヒーまたはカカオ固形分など)および1つまたは複数の不溶性含有物(果実または葉など)を含む、ブロック形態の飲料前駆物質を開示している。ブロックは、好ましい実施形態において、ブロックの破砕強度および/またはフレーバー放出を高める水溶性担体を含む。WO2007/009600の水溶性担体での使用に好ましいバイオポリマーは、その高い水溶性、さっぱりとした風味およびフレグランス結合性のため、マルトデキストリン(すなわち、加水分解デンプン)である。マルトデキストリンのDE(デキストロース当量)は、好ましくは4と60の間、より好ましくは10と40の間である。]
[0007] マルトデキストリンは水溶性担体での使用に適した成分であるが、本発明者らは、そのような担体から作製されたブロックが、依然として過度の破砕性を示す恐れがあるということを見出した。このため、本発明者らは、水における急速な溶解および良好なフレーバー結合などのマルトデキストリンの利益の多くを保持するが、それから製造されたブロックに対して改善された破砕性を付与することができる水溶性担体を探し求めてきた。]
[0008] プルランは、発酵によりデンプンから製造された天然の水溶性多糖類である。プルランは、アルファ1,6-グルコシド結合を介して結合しているマルトトリオース単位からなる。]
[0009] 水溶性担体におけるプルランの使用は知られている。例えば、WO2004/043440は、約1%未満の破砕性を有する、活性剤およびプルランの固形剤形を開示している。]
[0010] プルランおよび糖の混合物も知られている。例えば、US5,411,945(林原生化学研究所)は、主成分としてプルランおよび糖を含む結合剤を開示しており、前記プルラン対糖の重量比は、乾燥固形分の重量に基づいて85:15〜65:35の範囲である。]
[0011] 本発明者らは、現在までに、マルトデキストリンの特定のタイプと選択的な量のプルランとの組合せが、例外的な性質を有し、特に茶系飲料用の飲料前駆物質などのブロックでの使用に適している水溶性担体をもたらすことを見出した。]
[0012] 定義
デキストロース当量
マルトデキストリンのデキストロース当量(DE)は、デキストロース(D-グルコース)として表され、乾燥重量ベースで計算される総還元力である。それは、当技術分野で使用される、よく知られている用語である。]
[0013] DE値は、還元末端基として存在するグルコース単位の量を事実上表す。したがって、各分子が単一の末端基のみを有する場合、DEは、デキストリン分子の重合度(DP)、すなわち、該分子における単糖単位の数を示す。実際、DEは、以下の等式(1)によりDPと関係することができる。
DE=100/DP (1)]
[0014] したがって、純粋なデキストロースのDEは100であり、純粋なマルトースのDEは50であり、100のDPを有するデキストリンポリマーのDEは1である。]
[0015] マルトデキストリンは様々な長さを有するグルコースポリマーの混合物からなるため、DEは平均値であり、以下の等式(2)により数平均分子量(Mn)と関係することができる(Chirife J、Buera MP、「A simple model for predicting the viscosity of sugar and oligosaccharide solutions」、Journal of Food Engineering、1997、33、221〜226頁)。
Mn(g mol-1)=18016/DE (2)]
[0016] したがって、DEが高いほど、マルトデキストリンにおける単糖および短鎖ポリマーのレベルが高い。]
[0017] 茶
本発明の目的のために、「茶」とは、カメリアシネンシスシネンシス(Camellia sinensis var. sinensis)および/またはカメリアシネンシスアッサミカ(Camellia sinensis var. assamica)由来の物質を意味する。]
[0018] 飲料
本明細書で使用する場合、「飲料」という用語は、ヒトによる消費に適した、実質的に水性の飲用に適した組成物を指す。]
[0019] 植物抽出物
本明細書で使用する場合、「植物抽出物」という用語は、茶葉、コーヒー豆またはカカオ豆などの飲料用植物性物質から熱水で抽出可能な固体を指す。したがって、植物抽出物は、飲料の活性およびフレーバー成分の大部分を含有する。一般に植物抽出物は、カフェイン、ポリフェノール(例えば、フラボノール[カテキン]、フラボノールグリコシド、ロイコアントシアニン、フェノール酸等)などの成分および芳香化合物(酸、アルコール、アルデヒド、エステル、炭化水素、ラクトン等)を含む。そのような植物抽出物は当技術分野でよく知られており、通常、植物性物質を湯(一般に、少なくとも30℃、好ましくは少なくとも60℃、より好ましくは少なくとも90℃)で処理することから得られた水性抽出物を乾燥させることにより得られる。植物性物質は、未加工でも、抽出の前に焙煎、萎凋および/または発酵などの加工処理ステップを経ていてもよい。]
[0020] 例えば、植物抽出物は、緑茶、紅茶、ウーロン茶またはそれらの混合物から抽出された茶固形分でもよい。そのような葉茶を調製する方法は当業者によく知られている。概して、紅茶を調製するために、植物カメリアシネンシス(Camellia sinensis)の新鮮な緑の葉が萎凋され(穏やかに乾燥させられ)、微粉砕され、発酵され(葉茶中の酵素が様々な基質を酸化させて茶色の生成物を生じる)、次いで、煎じられる(茶葉を乾燥させるために)。緑茶は発酵プロセスに曝されない。「ウーロン」茶として知られている中間タイプの茶を製造するために部分的発酵を使用してもよい。植物抽出物は、これらの葉物質のいずれからも、例えば、葉物質を湯と接触させること、不溶性物質を分離すること、および残存する抽出物を乾燥させることにより調製し得る。]
[0021] 飲料前駆物質
飲料前駆物質は、飲料の調製に適した加工組成物と定義する。]
[0022] ブロック
本明細書で使用する場合、「ブロック」という用語は、凝集性の固体塊と定義し、したがって、(それらに限定されないが)キューブ、タブレット、ペレット、インゴット、バーおよびレンガのような用語を包含する。]
[0023] 分配すること
本明細書においてある物質を水性媒体に「分配すること」といえば、該物質を水性媒体に溶解および/または分散させることにより、該物質が水性媒体と混合されることを意味すると理解されるものとする。]
[0024] 水溶性担体
「水溶性担体」という用語は、熱水に実質的に可溶な固体と定義する。]
[0025] 破砕強度
ブロックの破砕強度は、以下の通りに測定した破砕時の応力と定義する。]
[0026] 3.25×2.3×2.1cmの寸法の、ブロックの少なくとも3つの代表的なキューブ形の試料を、Instron(登録商標)万能試験機を使用して20℃で試験する。各試料について、該試料の3.25×2.3cm面に対して直角の方向で平板圧縮試験を実施する。15mmの変位で100mm/分のクロスヘッド速度を使用し、データサンプリング速度は50点/秒である。次いで、記録した最大力を破壊力(すなわち、破壊ピークの最大力)と見なす。ブロックの破砕強度は、各試料の平均破壊力を横断面積(3.25×2.3cm)で除算することにより計算し、すなわち、破砕強度(kN m-2)=破壊力(kN)/面積(m2)=破壊力(kN)/0.00074m2である。]
[0027] 破砕性
ブロックの破砕性は、ブロックの制御された微粉砕から得られた微粒子の重量パーセントと定義し、以下のように求める。]
[0028] 2.8cmの長さおよび2.6cmの直径を有する5つの代表的な円柱形試料を回転円筒中でまとめて微粉砕する。回転円筒は、10cmの内部長さおよび10cmの内部直径を有する。5つの試料を秤量し、次いで、20個のセラミックボール(それぞれ直径10mmのもの)と共に該円筒中に配置する。次いで、該円筒をその縦軸を中心に100rpmで2分回転させ、該円筒の縦軸はその間水平面に対して30°に保持する。次いで、該円筒の中身を3.5(Tyler)メッシュの篩(開口部の寸法5.6mm)を通して篩にかけ、該篩を通過する物質は「微粒子」と呼ぶ。ブロックの破砕性は、微粒子の質量として、微粉砕前の5つの試料の総質量の割合として計算し、すなわち、破砕性(wt%)=100×微粒子の質量/5つのブロックの総質量である。破砕性は3つの独立した試験の平均値として示し、各試験は5つの代表的試料について実施する。]
[0029] 凍結速度
本明細書で定義したように、プレミックスの一部分の凍結速度は以下のように定義され、
凍結速度=10K/t分 (3)
式中、tは、該部分の中心が0℃の温度から-10℃まで冷却するのにかかる時間である。]
[0030] 不溶性含有物
本明細書で使用する場合、「不溶性含有物」という用語は、熱水に実質的に不溶な凝集性の塊を指す。不溶性含有物は、該含有物を含むブロックを熱水と接触させることにより調製された飲料において、ブロックに含まれる水溶性担体および植物抽出物(存在するならば)の実質的に全てが熱水に溶解および/または分散した後で、不溶性含有物が別個の断片として可視であるような寸法および溶解度であるべきである。]
[0031] 寸法
別段の定めのない限り、ブロックまたは含有物の寸法は、ブロックまたは含有物の最大線寸法、すなわち、あらゆる寸法の最大長さとして示す。]
[0032] JP61-152238A
WO2007/009600
WO2004/043440
US5,411,945]
先行技術

[0033] Chirife J、Buera MP、「A simple model for predicting the viscosity of sugar and oligosaccharide solutions」、Journal of Food Engineering、1997、33、221〜226頁]
発明が解決しようとする課題

[0034] 本発明者らは、4〜40のDEを有するマルトデキストリンの使用が、熱水に急速に溶解し、優れたフレーバー結合性を有し、低甘味度を有する水溶性担体をもたらすということを見出した。さらに、本発明者らは、該担体中にプルランを含むことが機械的強度を増大させ、該担体を含有するブロックの破砕性を低減するということを見出した。しかし、本発明者らは、該担体の急速に溶解する能力を保持するために、マルトデキストリン対プルランの重量比が3を超えるようにプルランの量を制限する必要があることも見出した。]
課題を解決するための手段

[0035] したがって、第1の態様において、本発明は、
a)4〜40の範囲のデキストロース当量(DE)を有するマルトデキストリンと、
b)プルランと
を含み、
マルトデキストリン対プルランの重量比が3を超える水溶性担体を提供する。]
[0036] 該担体は、特に茶系飲料用の飲料前駆物質などのブロックでの使用に適している。]
実施例

[0037] 水溶性担体
本発明の水溶性担体は、プルランおよび特定のマルトデキストリンを特定の重量比で含む。]
[0038] マルトデキストリン
マルトデキストリン(加水分解デンプンとしても知られている)は、高い水溶性、さっぱりとした風味およびフレグランス結合性を有する。マルトデキストリンのDEは、好ましくは、それから製造されたブロックに対して甘い風味および吸湿特性を付与するほど高すぎず、マルトデキストリンが不溶性であるほど低すぎもしない。さらに、マルトデキストリンのDEが高すぎると、それから製造されたブロックに望ましくない破砕性がもたらされる。したがって本発明者らは、4と40の間、より好ましくは10と30の間、最も好ましくは15〜25のDEを有するマルトデキストリンを使用することが必要であると見出した。]
[0039] プルラン
プルランは、該担体を含有するブロックに機械的強度を付与し、破砕性を低減する。しかし、本発明者らは、該担体の急速に溶解する能力を保持するために、マルトデキストリン対プルランの重量比が3を超えるようにプルランの量を制限することが必要であることも見出した。マルトデキストリン対プルランの比が5を超える、より好ましくは8を超えるならば、さらに良好な溶解速度を達成することができる。しかし、プルランのレベルが低すぎると、該担体から作製されたブロックに過度の破砕性がもたらされる恐れがある。したがって、マルトデキストリン対プルランの重量比が30未満、より好ましくは20未満、最も好ましくは15未満であることが好ましい。]
[0040] 一般に、分子量が高いポリマーの方が、該担体から作製されたブロックに機械的強度を付与するのに効果的であり、したがって、プルランが少なくとも1×105g mol-1の重量平均分子量(MW)を有することが好ましい。しかし、分子量が高すぎると、該担体の水溶性が損なわれる恐れがある。したがって、プルランが1×107g mol-1未満、より好ましくは1×106g mol-1未満の重量平均分子量を有することも好ましい。]
[0041] 他の成分
水溶性担体は、マルトデキストリンおよびプルランに加えて他の成分を含んでもよい。しかし、該担体の大部分がマルトデキストリンおよびプルランで構成されていることが好ましい。特に、該担体がプルランおよびマルトデキストリンを、総量で該担体の少なくとも50乾燥重量%、より好ましくは該担体の少なくとも80乾燥重量%、最も好ましくは該担体の90乾燥重量%〜100乾燥重量%含むことが好ましい。]
[0042] 該担体は、ポリマー、特に非デンプン多糖類および/またはタンパク質などのバイオポリマーをさらに含んでもよい。しかし、ゼラチンは「ゴム様の」口当たりを食料品にもたらし、菜食主義者などの多くの消費者に適さないため、該担体がゼラチンを実質的に含まないことが好ましい。]
[0043] 該担体が風味およびフレーバーに関しては不活性であることが好ましい。特に、多量の塩は回避されるべきであり、すなわち、該担体が含む塩は、該担体の1乾燥重量%未満、より好ましくは0.5乾燥%未満、最も好ましくは0.1乾燥%未満であるべきである。これは、塩が風味に干渉するだけではなく、該担体および/またはブロックの他の成分の溶解度も低減するためである。しかし、該担体は、糖(すなわち、単糖および/または二糖)を最大で該担体の50重量%の量で含んでもよい。]
[0044] 該担体は、無脂乳固形分を該担体の少なくとも1重量%の量、または該担体の10と50重量%の間の量でさらに含んでもよい。該乳固形分は、乳、脱脂乳および/または乳清などの任意の好適な源由来であり得る。]
[0045] 担体を含有するブロック
該担体は、特にブロックでの使用に適している。該担体は、水溶性が望ましい様々な用途においてブロックで使用してもよい。例えば、ブロックは、医薬品、洗浄組成物または食料品用の前駆物質、特に飲料前駆物質であることができる。]
[0046] ブロックの組成
最適な水溶性および機械的強度をブロックにもたらすために、ブロックの大部分が水溶性担体を含む、すなわち、ブロックが、ブロックの少なくとも40重量%、より好ましくは少なくとも50%、最適には60〜90%の水溶性担体を含むことが好ましい。]
[0047] 最大貯蔵安定性を確保するために、ブロックが乾燥していることが好ましい。特に、ブロックの含水率がブロックの30重量%未満、より好ましくは15%未満、最も好ましくは1〜10%の範囲であることが好ましい。]
[0048] ブロックが飲料前駆物質ブロックである場合、ブロックが植物抽出物を含むことが特に好ましい。最も簡便であるために、飲料前駆物質ブロックは、一杯分の200gの飲料を調製するのに5個より多くのブロックが必要とされないように、十分な植物抽出物を含有するべきである。好ましくは、ブロック中の植物抽出物の量は、一杯分を調製するのに1または2個のブロックのみが必要とされるような量である。最も好ましくは、一杯分を調製するのに1個のブロックで十分である。したがって、ブロックが植物抽出物をブロックの少なくとも2重量%、より好ましくは少なくとも5%、最適には10〜50%の量で含むことが好ましい。好ましくは、ブロックは、少なくとも0.05g、より好ましくは少なくとも0.1g、最適には0.2と2gの間の植物抽出物を含む。]
[0049] 植物抽出物の例としては、茶固形分、コーヒー固形分、カカオ固形分、カモミール固形分、イラクサ固形分、ミント固形分、ロイボス固形分、果実固形分およびそれらの混合物が挙げられる。特に好ましい植物抽出物は、果実固形分、茶固形分、コーヒー固形分、カカオ固形分およびそれらの混合物である。飲料前駆物質ブロックは、最も好ましくは茶固形分を含み、1つの特に好ましい実施形態において、存在する唯一の植物抽出物は茶固形分である。]
[0050] 本発明の飲料前駆物質ブロックは、不溶性含有物を送達するのに適している。したがって、好ましい実施形態において、該ブロックは、1つまたは複数の不溶性含有物を含む。]
[0051] 不溶性含有物は飲料において可視であるような寸法であるべきであるため、不溶性含有物の少なくとも1つが、少なくとも1mm、より好ましくは5mm、最も好ましくは少なくとも10mmの寸法を有することが好ましい。該含有物が該ブロック中の水溶性担体の強度により実質的に支持されているため、該含有物の全てが、該ブロックの残部と実質的に同じまたはそれ未満の寸法であることが好ましい。特に、該含有物が100mmより小さい、より好ましくは50mmより小さい、最も好ましくは30mmより小さいことが好ましい。]
[0052] 該ブロックが、該含有物を該ブロックの60重量%未満の量、より好ましくは50%未満、最も好ましくは5と40%の間の量で含むことも好ましい。]
[0053] 該ブロックは、多数の含有物、例えば、少なくとも2種の含有物、より好ましくは3〜10種の含有物を含んでもよい。しかし、好ましい実施形態において、該ブロックが含む含有物は単一である。]
[0054] 該含有物は、完成飲料に対する関心、興奮および/または楽しみを高める任意の好適な不溶性物体でもよく、例えば、ゲル状の甘味などの菓子片でもよい。特に好ましい実施形態において、不溶性含有物は植物性物質を含む。植物性物質は、果実全体、果実片、葉全体、葉片、鞘全体、鞘片、種子全体、種子片、豆全体、豆片、根全体、根片、ナッツ全体、ナッツ片、花全体、花片およびそれらの混合物からなる群から選択し得る。特に好ましいのは、果実(ベリー全体および/または柑橘類スライスなど)、鞘(バニラの鞘の全体および/または一部など)および/または葉(茶および/またはミントの葉の全体および/または一部などの)である。]
[0055] 該含有物は、植物抽出物と同じ植物に由来する植物性物質を含んでもよく、例えば、茶葉(特に緑茶葉)の全体および/または一部を含んでもよい。しかし、好ましい実施形態において、該含有物は、植物抽出物が由来する植物以外の植物の植物性物質を、該含有物の少なくとも50重量%(より好ましくは少なくとも75重量%)含む。最も好ましいのは、該含有物が植物抽出物と同じ植物に由来する植物性物質を実質的に含まないことである。特に、該含有物は、該含有物の10重量%未満(より好ましくは1%未満)の茶葉、コーヒー豆、カカオ豆またはそれらの一部を含んでもよい。]
[0056] 飲料前駆物質ブロックは、他の少量の添加剤および活性成分も、一般に、該ブロックの10重量%未満の量で、好ましくは該ブロックの0.1と5重量%の間の量で含み得る。少量の添加剤の例としては、フレーバー組成物、香辛料および着色料が挙げられる。活性成分の例としては、ミネラル、ビタミンおよび生理活性ペプチド/アミノ酸(テアニンなど)などの栄養活性成分が挙げられる。本発明の飲料前駆物質ブロックは、栄養および/または健康活性成分の送達ビヒクルとしての使用に特に適している。]
[0057] ブロックの性質
該ブロックは、粉末状または顆粒状物質と比較して簡便さを高めるために、相対的に大きい質量を有することが好ましい。該ブロックが少なくとも0.2g、より好ましくは少なくとも1g、最も好ましくは少なくとも2gの乾燥質量を有することが特に好ましい。簡便に貯蔵するために該ブロックが大きくなりすぎることを回避するために(特に該ブロックが低密度を有する場合)、該ブロックが300g未満、より好ましくは100g未満、最も好ましくは25g未満の乾燥質量を有することが好ましい。]
[0058] 該ブロックは任意の好適な形態でもよいが、好ましい実施形態において、該ブロックは、例えば、果実、葉、ナッツ、豆、ハート、文字、数またはロゴの形態に成形される。あるいは、該ブロックは多数のサブブロックを含んでもよく、隣接するサブブロックは相対的に脆弱な面により連結している。そのような配置は、使用者が無傷のサブブロックをサブブロックの残部から容易に分離することを可能にする。]
[0059] 次いで、分離されたサブブロックは使用してもよく(例えば、飲料を調製するために)、一方、残存するサブブロックは容易に貯蔵するために単一のブロックのままである。]
[0060] 該ブロックの水溶性担体および他の成分が急速に溶解し、その結果、該ブロックが機械撹拌(例えば、撹拌)することなく、30秒未満で熱水に溶解することが好ましい。より好ましくは、該ブロックは、10秒未満、最も好ましくは5秒未満で溶解する。最適には、該ブロックは、過剰な熱水で瞬時に(すなわち、2秒未満で)溶解する。]
[0061] 水性媒体における該ブロックの特に急速な溶解をもたらすために、該ブロックが、低密度および/または高多孔度を有することが好ましい。好ましくは、該ブロックの密度は0.5g ml-1未満、より好ましくは0.4g ml-1未満、最適には0.05と0.3g ml-1の間である。]
[0062] 該ブロックの破砕性を最小化するために、該ブロックが少なくとも50kPa、より好ましくは少なくとも70kPa、最も好ましくは80〜1000kPaの範囲の破砕強度を有することが好ましい。あるいはまたはさらに、該ブロックは、30重量%未満、より好ましくは1〜20%の破砕性を有してもよい。]
[0063] ブロックの製造方法
本発明のブロックは、成形、凝集およびそれらの組合せを含む任意の好適なプロセスにより製造し得る。しかし、好ましい実施形態において、該ブロックは、プレミックスを微細に分割して粒子または顆粒にすることなく形成され、そのため、得られたブロックは、優れた機械的強度を示す、より凝集性の連続固体構造を有する。したがって該ブロックは、好ましくは、
(i)水溶性担体を含む水性プレミックスを用意するステップと、
(ii)該プレミックスを乾燥させるステップと、
(iii)該プレミックスの凝集部分であって、少なくとも0.2gの乾燥質量を有し、乾燥すると該ブロックを形成する部分を分取するステップと、
を含むプロセスにより製造される。]
[0064] 水性プレミックスは、ステップ(i)において、任意の好適な手段により用意してもよく、例えば、プルランおよびマルトデキストリンを水中に分配する(より好ましくは溶解する)ことにより形成してもよい。]
[0065] 該ブロックが植物抽出物を含む場合、該プレミックスは、植物性物質を水性媒体で処理することから直接得られた水性植物抽出物に水溶性担体を添加することにより形成し得る。「直接得られた」とは、乾燥させて固形にすることなく水性抽出物が得られたことを意味するが、水性抽出物が、例えば、真空下での蒸発、逆浸透または他の好適な方法による濃縮ステップを経た可能性は排除しない。しかし、好ましくは、より柔軟なプロセスを提供し、原材料、したがって該プレミックスの組成のより良好な制御を可能にするため、ステップ(i)は、植物抽出物および水溶性担体を水性媒体中に分配し、それにより水性プレミックスを形成する段階を含む。]
[0066] 水性媒体における最終ブロックの特に急速な溶解をもたらすために、該ブロックが低密度および/または高多孔度を有することが好ましい。そのような低密度および高多孔度は、乾燥ステップ(ii)の間に水の損失により形成された気孔によりある程度もたらされる。したがって、水性プレミックスが、該プレミックスの少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも60%、最も好ましくは70と95%の間の水を含むことが好ましい。また、該ブロックの形成は圧縮ステップを必要としないため(成形プロセス参照)、次いで、これらの気孔は、最終ブロックに残存する。したがって、本プロセスは沸騰塩などの分散助剤を必要とせず、好ましくは、該ブロックは分散助剤を実質的に含まず、より好ましくは、該ブロックが含有する分散助剤は、該ブロックの1重量%未満、最も好ましくは0.1%未満である。]
[0067] さらに、該ブロックの密度を低下させるために、水性プレミックスは、例えば、空気を加えて泡立てること、または可溶性ガス(CO2またはN2Oなど)の使用により、少なくとも50%、好ましくは100と300%の間のオーバーランまで発泡していてもよい。しかし、本発明者らは、水性プレミックスを発泡させる必要なく、十分な密度を得ることができるということを見出した。]
[0068] 最大貯蔵安定性を確保するために、該ブロックの含水率が該ブロックの30重量%未満、より好ましくは15%未満、最も好ましくは1〜10%の範囲であるように、該プレミックスがステップ(ii)において乾燥されることが好ましい。]
[0069] ステップ(ii)は、該プレミックスの凍結乾燥により簡便に達成し得る。これは、凍結乾燥の間の水の昇華が特に低密度、高多孔度のブロックをもたらすためである。本発明者らは、本発明のプロセスにおいて凍結乾燥が使用される場合、特に高速の凍結を採用することが有利であり、そうでなければ該ブロックの機械的強度が低くなりすぎ、その結果、該ブロックが極端に脆くなる恐れがあるということを見出した。この作用は、高レベルの植物抽出物を含むブロックが調製される場合に特に明らかである。したがって、該プレミックスが少なくとも0.15K分-1、より好ましくは0.2〜1K分-1の範囲、最適には0.25〜0.4K分-1の範囲の速度で凍結することが好ましい。]
[0070] 凍結の前でさえ、該担体と植物抽出物の間の相互作用もある程度発生すると思われる。したがって、ステップ(i)と(ii)の間の時間が最小限に維持されることが好ましく、すなわち、乾燥は、水性プレミックスの形成後5時間以内、より好ましくは2時間以内、さらにより好ましくは1時間以内、最適には0.1と30分の間に開始するべきである。]
[0071] プレミックスの凝集部分は、該部分自体が、その乾燥質量が0.2g未満であるように微細に分割されないならば、任意の好適な手段により分取し得る。該ブロックを形成するのに使用されるプレミックスの部分が、少なくとも1g、より好ましくは少なくとも2gの乾燥質量を有することが好ましい。該部分が300g未満、より好ましくは100g未満、最も好ましくは25g未満の乾燥質量を有することも好ましい。]
[0072] 一実施形態において、該プロセスのステップは、(i)、次いで(ii)、次いで(iii)の順番で実施してもよく、例えば、該プレミックスをバルクで乾燥させ、該部分をブロックとして乾燥プレミックスから切断してもよい。該プロセスステップは、また、(i)、次いで(iii)、次いで(ii)の順番で実施してもよく、例えば、乾燥の前に該部分を液体プレミックスとして型の中に分配することにより該部分を分取し得る。あるいは、該プレミックスをバルクで凍結し(例えば、スラッシュ凍結により)、該部分をステップ(ii)において乾燥の前に凍結プレミックスから切断してもよい(例えば、凍結乾燥により)。乾燥の前に該部分を分取する利点は、プレミックスをほとんど無駄にすることなく、液体(またはスラッシュ凍結)部分を任意の所望の形態に容易に成形し得ることである。]
[0073] 包装
該ブロックは、好ましくは包装され、より好ましくは1つまたは複数の追加のブロックと共に包装される。特に好ましい実施形態において、該ブロックは、1つまたは複数の実質的に同一のブロックと共に包装され、その結果、包装は多数の実質的に同一のブロックを含む。「実質的に同一の」とは、ブロックの寸法、形態および組成が各ブロックの間で実質的に一様であることを意味する。最も好ましいのは、包装が、多数の実質的に単分散の寸法分布を有するブロックを含むことであり、すなわち、少なくとも該ブロックの50%が同じ寸法、より好ましくは少なくとも70%、最適には該ブロックの全てが同じ寸法であることである。]
[0074] 該ブロックが飲料前駆物質である場合、包装は、飲料前駆物質ブロックを一杯分の量で含んでもよい。]
[0075] 本発明の飲料前駆物質ブロックの利点は、該ブロックが、消費者または最終使用者による植物抽出物からの分離を必要とする不溶性飲料材料を含む必要がないことである。そのため、飲料ブロックをティーバッグなどの浸出包装に入れる必要はない。したがって、好ましい実施形態において、包装は、浸出包装に封入されていない飲料前駆物質ブロックを含む。]
[0076] ブロックの使用
該担体は、水溶性が望ましい様々な用途用のブロックで使用し得る。]
[0077] ブロックが医薬品である場合、ブロックは一般に、該担体の他に薬学的に活性な化合物を含む。薬学的に活性な化合物は、一般に、個人がブロックを経口摂取することにより個人に投与される。]
[0078] ブロックが洗浄剤である場合、ブロックは、例えば、洗濯タブレット、食器洗いタブレット、または皮膚洗浄組成物でもよい。洗浄ブロックは、一般に、該担体の他に界面活性剤を含む。該ブロックは、使用時に一般に水に溶解し、得られた水溶液は、例えば、織物、料理道具または皮膚などの基礎から汚れを除去するのに使用される。]
[0079] 最も好ましい実施形態において、ブロックは、特に茶系飲料用の飲料前駆物質である。]
[0080] 本発明の飲料前駆物質ブロックは、飲料の調製での使用を目的としている。飲料は一般に、
(A)飲料前駆物質ブロックを用意するステップと、
(B)該ブロックまたはその一部を水性媒体と接触させるステップと
を含む方法により調製される。]
[0081] 一般に、飲料は、飲料の少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、最適には95と98重量%の間の水を含む。好ましくは、飲料は、コーヒー系飲料、茶系飲料および/またはカカオ系飲料である。最も好ましくは、飲料は茶である。]
[0082] 水性媒体は、任意の食用液体でもよいが、好ましくは水および/または乳から選択される。また好ましくは、ステップ(B)の間、水性媒体は熱く、少なくとも30℃、より好ましくは少なくとも60℃、最も好ましくは90と100℃の間の温度を有する。代替実施形態において、水性媒体は冷たく、30℃未満、より好ましくは15℃未満、最も好ましくは0と10℃の間の温度を有する。]
[0083] 好ましい実施形態において、該ブロックと水性媒体は、植物抽出物および水溶性担体が水性媒体中に分配され、不溶性含有物(存在するならば)が飲料において別個の断片として可視であるような方法で、ステップ(B)において接触させられる。]
[0084] 好ましい実施形態において、飲料は一杯分であり、少なくとも100g(好ましくは150と250gの間)の水性媒体が、5個未満の飲料ブロック、より好ましくは3個未満、最も好ましくは1個のブロックまたはそれらの一部と接触させられる。]
[0085] ステップ(B)で水性媒体と接触する飲料前駆物質の表面積を増大させ、したがってその中への分配速度を増大させるために、飲料前駆物質ブロック(またはその一部)は、ステップ(B)の前に粉砕および/または砕解してもよい。]
[0086] 次いで、飲料前駆物質ブロックが多数のサブブロックを含むならば、ステップ(B)は、飲料前駆物質ブロックからサブブロックの少なくとも1つを分離し、少なくとも1つの分離されたサブブロックを水性媒体と接触させる段階を含んでもよい。]
[0087] (実施例)
本発明について以下の実施例を参照しながらさらに記載する。]
[0088] (実施例1)
この実施例は、水溶性担体の組成の、茶系飲料前駆物質ブロックの破砕性および溶解度に対する影響を証明する。]
[0089] 材料
マルトデキストリンはRoquette UK Ltd(Corby、UK)により供給されるGLUCIDEX(登録商標)21であり、20のDEを有していた。]
[0090] プルランはHayashibara(Epsom、UK)製であり、1×105〜1×106g mol-1の範囲の重量平均分子量を有していた。]
[0091] インスタント茶粉末は、Unilever BestfoodsUK Ltdにより供給されるPGTips(登録商標)Instantであった。]
[0092] 配合
6種の水性プレミックスからブロックを調製した。該プレミックスの配合はTable 1(表1)に示す。全ての場合において、配合の残余は水であった。また、Table 1(表1)に示すのは各配合に関するマルトデキストリン対プルランの重量比(R)である。]
[0093] ]
[0094] プロセス
最初にマルトデキストリン、茶粉末およびプルラン(必要ならば)の乾燥ブレンドを作製することにより水性プレミックスを調製した。次いで、冷たい蒸留水の必要量をビーカーに入れ、スターラーホットプレート上の水浴中に置いた。該スターラーを始動させ、撹拌された水に乾燥ブレンドをゆっくりと添加した。5分の連続撹拌後ヒーターを始動させ、水浴を85℃まで加熱した。ブレンドの全てが溶解するまで、ビーカーの中身をこの温度で連続的に撹拌した(通常85℃で10〜30分)。次いで、ビーカーをホットプレートから取り除き、ビーカーの外周に水道水を流すことにより水性プレミックスを20℃まで急速に冷却した。]
[0095] 次いで、各々の内部長さが約28mm、内部直径が約26mmの円柱形の型に水性プレミックスを注いだ。次いで、-35℃の温度で作動する従来の送風凍結装置に型を入れ、2時間送風凍結した。次いで、凍結したブロックを型から取り出し、凍結乾燥装置のチャンバに入れた。真空が0.2mbarに達するまで空気を凍結乾燥装置から除去し、その時点で、チャンバの温度は+20℃まで増大した。合計の乾燥時間は約40時間であった。]
[0096] 試験の前に、乾燥したブロックを室温(約20℃)でシール容器中に貯蔵した。]
[0097] 試験
各配合から作製したブロックを破砕性および溶解速度に関して試験した。]
[0098] 溶解速度を試験するために、無傷のブロックを最初にビーカーに入れ、次いで、200mlの沸かしたての水(約90〜100℃)を該ブロック上に注いだ。撹拌は使用しなかった。10秒後に飲料において溶解していない物質が確認されなければ、各ブロックを即溶性であると見なした。]
[0099] 結果
試験の結果はTable 2(表2)に記載する。]
[0100] ]
[0101] Table 2(表2)のデータは、水溶性担体がプルランを含むブロック(配合1〜5)により優れた破砕性(すなわち、20%以下)が得られたことを示す。しかし、水溶性担体が高レベルのプルランを含むブロック(配合1および2)は即溶性を示さない。]
权利要求:

請求項1
a)4〜40の範囲のデキストロース当量(DE)を有するマルトデキストリンと、b)プルランとを含み、マルトデキストリン対プルランの重量比が3を超える水溶性担体。
請求項2
マルトデキストリン対プルランの重量比が30未満である、請求項1に記載の水溶性担体。
請求項3
マルトデキストリン対プルランの重量比が5〜20の範囲である、請求項2に記載の水溶性担体。
請求項4
マルトデキストリンのDEが10〜30の範囲である、請求項1から3のいずれか一項に記載の水溶性担体。
請求項5
プルランが少なくとも1×105g mol-1の重量平均分子量を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の水溶性担体。
請求項6
プルランが1×106g mol-1未満の重量平均分子量を有する、請求項5に記載の水溶性担体。
請求項7
総量で前記担体の少なくとも50乾燥重量%、好ましくは前記担体の少なくとも90乾燥重量%のプルランおよびマルトデキストリンを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の水溶性担体。
請求項8
請求項1から7のいずれか一項に記載の水溶性担体を含むブロック。
請求項9
少なくとも0.2g、好ましくは1〜300gの乾燥質量を有する、請求項8に記載のブロック。
請求項10
水溶性担体が前記ブロックの少なくとも40重量%の量で存在する、請求項8または請求項9に記載のブロック。
請求項11
0.05〜0.5g ml-1の範囲の密度を有する、請求項8から10のいずれか一項に記載のブロック。
請求項12
少なくとも50kPaの破砕強度を有する、請求項8から11のいずれか一項に記載のブロック。
請求項13
20重量%以下の破砕性を有する、請求項8から12のいずれか一項に記載のブロック。
請求項14
飲料前駆物質ブロックであり植物抽出物をさらに含む、請求項8から13のいずれか一項に記載のブロック。
請求項15
植物抽出物が、茶固形分、コーヒー固形分、カカオ固形分、果実固形分およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項14に記載の飲料前駆物質ブロック。
請求項16
植物抽出物が茶固形分を含む、請求項15に記載の飲料前駆物質ブロック。
請求項17
植物抽出物が前記ブロックの少なくとも2重量%の量で存在する、請求項14から16のいずれか一項に記載の飲料前駆物質ブロック。
請求項18
(i)水溶性担体を含む水性プレミックスを用意するステップと、(ii)前記プレミックスを乾燥させるステップと、(iii)前記プレミックスの凝集部分であって、少なくとも0.2gの乾燥質量を有し、乾燥すると前記ブロックを形成する部分を分取するステップとを含むプロセスにより取得可能である、請求項8から17のいずれか一項に記載のブロック。
請求項19
ステップ(ii)が前記プレミックスを凍結乾燥する段階を含む、請求項18に記載のブロック。
請求項20
前記プレミックスが少なくとも0.15K分-1の速度で凍結され、次いで、真空下で乾燥される、請求項19に記載のブロック。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
JP6774994B2|2020-10-28|Coffee products and related methods
US8110241B2|2012-02-07|Foaming soluble coffee powder containing pressurized gas
CN102088863B|2013-11-06|具有增强的香味和香气的饮料及其制备方法
DE60021541T2|2006-06-01|Herstellung von hochloeslichen und stabilenmineralstoffergaenzungen
DE102004052800B4|2017-02-23|Verbesserte Trägerformulierungen
JP6455989B2|2019-01-23|発泡性コーヒー組成物
KR101245051B1|2013-03-18|분무-건조된 분말의 발포 용량을 증가시키는 방법
JP6114278B2|2017-04-12|Boiled beverage concentrate storable at room temperature and method for preparing the same
KR101203022B1|2012-11-21|Solid milk, and preparation method thereof
RU2435441C2|2011-12-10|Газированные пищевые продукты и способы их получения
US10681920B2|2020-06-16|Coffee composition
KR101560852B1|2015-10-15|즉석 음료 제품
US4508740A|1985-04-02|Tabletted beverage composition containing dipeptide sweetener and process therefore
AU2005248008B2|2011-07-28|Arabinogalactan isolate from coffee
JP5662153B2|2015-01-28|茶製品を製造する方法
US20090291176A1|2009-11-26|Granulated flavor and method for producing the same
JP5687061B2|2015-03-18|リーフティーを製造する方法
AU2005320651B2|2011-09-29|Processed tea leaf product obtained by extrusion
US8372456B2|2013-02-12|Method for producing a soluble cocoa product from cocoa powder
JP5654021B2|2015-01-14|Coffee composition comprising instant freeze-dried coffee and regular roasted finely ground coffee and having freshly brewed coffee taste and aroma and method for producing the same
ES2553977T3|2015-12-15|Café instantáneo
US20040033305A1|2004-02-19|Green tea composition and molding matter thereof, and process for producing them
RU2544385C2|2015-03-20|Быстрорастворимый продукт для получения напитка
EP1359810A1|2003-11-12|Water soluble powders and tablets
ES2355365T3|2011-03-25|Partículas de aromatización que contienen constituyentes de aroma de café.
同族专利:
公开号 | 公开日
US20090196975A1|2009-08-06|
CN101970564A|2011-02-09|
EA201001249A1|2010-12-30|
EP2238200B1|2014-09-10|
CN101970564B|2014-07-02|
PL2238200T3|2015-04-30|
JP5491415B2|2014-05-14|
EA019426B1|2014-03-31|
EP2238200A1|2010-10-13|
EP2238200B8|2015-01-07|
WO2009095294A1|2009-08-06|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JP2010527613A|2007-05-23|2010-08-19|テイトアンドライルイングレディエンツアメリカスインコーポレイテッド|遅消化性または消化抵抗性オリゴ糖組成物を含んでなる食用組成物|WO2020116863A1|2018-12-06|2020-06-11|이범호|개별 커피음료 추출에 적합한 커피원두 압축블록 형상과 이에 대한 제조방법 및 장치|US387228A||1888-08-07||William e |
US3784390A|1971-07-23|1974-01-08|Hayashibara Biochem Lab|Shaped bodies of pullulan and their use|
BE793671A|1972-01-13|1973-05-02|Hayashibara Biochem Lab|Composition alimentaire a teneur reduite en calories|
US5411945A|1992-08-29|1995-05-02|Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo|Pullulan binder and its uses|
US6916796B2|2002-06-12|2005-07-12|Abbott Laboratories|Use of pullulan as a slowly digested carbohydrate|
AT514418T|2002-11-12|2011-07-15|Elan Pharma Int Ltd|Rasch zerfallende feste darreichungsformen mit nichtbröseliger konsistenz und pullulan|
AT524074T|2005-07-22|2011-09-15|Unilever Nv|Getränke-vorprodukt und verahren zu seiner herstellung|
US20070298078A1|2006-06-27|2007-12-27|Harrison Michael D|Water Soluble Article for Imparting Dietary Fiber to Bottled Water|
US20080038432A1|2006-08-14|2008-02-14|Hoffman Andrew J|Food Additive Comprising at Least One Fiber Source and at Least One Monosaccharide or Sugar Alcohol|
US20080254166A1|2007-01-25|2008-10-16|Potter Susan M|Food Additives Containing Combinations of Prebiotics and Probiotics|WO2012013519A1|2010-07-30|2012-02-02|Unilever Plc|Process for fabricating leaf tea products|
US8986770B2|2010-07-30|2015-03-24|Conopco, Inc.|Process for fabricating leaf tea products|
US20130224365A1|2012-02-28|2013-08-29|Orly AVIDANILOVITCH|Frozen beverage portions|
CN104026288A|2014-06-18|2014-09-10|潘井生|一种速溶茶添加剂的制作方法|
CN105542019B|2016-01-27|2017-08-18|山东百龙创园生物科技股份有限公司|抗性糊精及其制备方法|
KR101844487B1|2016-04-26|2018-04-03|김은경|차 분말을 이용한 홍보물 및 그 제조방법|
KR101867069B1|2016-04-26|2018-06-14|김은경|물에 녹는 차 블록 제조방법|
法律状态:
2011-12-01| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111130 |
2013-01-18| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130118 |
2013-02-27| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130226 |
2013-05-11| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130510 |
2014-01-21| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-01-29| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140128 |
2014-03-06| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140227 |
2014-03-07| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5491415 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2017-03-07| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2018-03-06| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2019-03-05| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2020-02-27| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2021-02-26| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2021-05-13| S111| Request for change of ownership or part of ownership|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
2021-07-14| R350| Written notification of registration of transfer|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]